サントリー「特水」の硬度・pHは?機能性表示食品の水として日本初の挑戦

「特茶」ブランドから生まれた新しい水
2025年10月21日、サントリー食品インターナショナルは「特茶」ブランド初の水カテゴリー商品「特水(とくすい)」を新発売しました(600ml・希望小売価格150円/税抜)。これは、水として初めて内臓脂肪を減らす機能を持つ機能性表示食品として注目を集めています。
発売初日からテレビCMや駅構内での大規模プロモーションを展開し、2028年までに特茶ブランド全体で現在比1.5倍成長を目指す戦略的商品として位置づけられています。

特水とは何か?
特水の基本情報:
- 品名: 清涼飲料水
- 分類: 機能性表示食品(届出番号 K2)
- 発売日: 2025年10月21日
- 内容量: 600ml
- 希望小売価格: 150円(税抜)/ 162円(税込)
- 原材料名: 水、米ぬか発酵物(国内製造)
- 機能性関与成分: HMPA(3-(4-ヒドロキシ-3-メトキシフェニル)プロピオン酸)23mg
- 一日摂取目安量: 1本(600ml)
- ブランド: 特茶ブランド(初の水カテゴリー商品)
- カフェイン: なし
栄養成分表示(600mlあたり):
- エネルギー: 0kcal
- たんぱく質: 0g / 脂質: 0g / 炭水化物: 0g
- 食塩相当量: 0g
硬度・pHについて: 特水は天然水(ナチュラルミネラルウォーター)ではなく清涼飲料水のため、硬度やpHは公開されていません。原材料は「水」と「米ぬか発酵物」のみで、ミネラル成分の個別表示もありません。
なぜ「特水」が画期的なのか?
水市場における新しい価値提案
従来、機能性表示食品といえばお茶や炭酸飲料が中心でしたが、特水は「水でありながら機能性を持つ」という新しいカテゴリーを開拓しました。
市場背景:
- ミネラルウォーター市場の成長: 2018年から2024年にかけて約1.6倍に成長
- 健康志向の高まり: 内臓脂肪への関心の増加
- 機能性飲料の需要: トクホ・機能性表示食品市場の拡大
「無味・無臭・無色」を実現した技術
特水の最大の特徴は、機能性成分HMPAを配合しながら、通常の水と変わらない味わいを実現したことです。
HMPAの特性:
- 植物由来ポリフェノール: 発酵米ぬかから抽出した天然成分
- ほぼ無味・無臭・無色: 水の味わいを全く損なわない配合技術
- 機能性: BMI値が高めの方の内臓脂肪を減らす機能が報告されている
- 安全性: 植物由来成分で日常的な摂取に適している
この技術革新により、従来「お茶でなければ機能性を付与できない」と考えられていた常識を覆し、水のまま健康機能を実現することに成功しました。

特水の機能性について
内臓脂肪に働きかけるメカニズム
特水に含まれるHMPA(エイチエムピーエー)は、丸善製薬が独自の発酵技術で開発した機能性関与成分です。
特水の届出表示は次の1点です(機能性表示食品として消費者庁に届け出られた表示):
本品にはHMPA(3-(4-ヒドロキシ-3-メトキシフェニル)プロピオン酸)が含まれます。HMPAは、BMIが高めの方の内臓脂肪(お腹の脂肪)を減らすのを助ける機能が報告されています。
1日1本600mlを目安に飲むことが推奨されています。
補足(機能性関与成分としての背景)
- HMPA は米ぬか発酵物に含まれるポリフェノール由来の成分で、吸収率が低いポリフェノールの課題に着目して開発された
- 機能性表示食品は、事業者が科学的根拠を消費者庁に届け出る制度であり、国が個別に審査・許可する特定保健用食品(トクホ)とは異なる
※ 上記の届出表示にない機能(血糖値など)については、特水では届け出られていないため本記事でも扱いません。
HMPAの科学的特徴
なぜHMPAが画期的なのか:
- 発酵米ぬか由来: 植物性の天然成分
- 高い溶解性と安定性: 水に溶かしても機能性を保持
- 無味無臭: ポリフェノール特有の苦味・渋みがない
- 低用量: 1日23mgという少量で効果を発揮
- 丸善製薬の技術: 独自の発酵技術により商業生産を実現
日常的な健康習慣として
- 水分補給と同時に機能性摂取: 特別な生活習慣の変更不要
- カフェインなし: いつでも飲める
- 継続しやすい: 水として飲めるので習慣化が容易
機能性表示食品としての位置づけ
機能性表示食品とは:
- 事業者の責任において科学的根拠に基づいた機能性を表示した食品
- 消費者庁に届出を行った商品
- 特定保健用食品(トクホ)とは異なる制度

特茶ブランドの新展開
「特茶」から「特水」へ
サントリーの「特茶」ブランドは、体脂肪を減らすのを助けるお茶として2013年に発売され、大ヒット商品となりました。特水は、このブランドの信頼性を活かしながら、新しいカテゴリーに挑戦した商品です。
特茶ブランドの特徴:
- 科学的根拠に基づく機能性: 明確なエビデンス
- 継続しやすい商品設計: 日常に取り入れやすい
- ブランド認知度: 高い消費者信頼
2028年までに1.5倍成長を目指す戦略
サントリー食品インターナショナルは、特水の発売により2028年までに特茶ブランド全体で1.5倍成長を目指しています。
成長戦略のポイント:
- カテゴリー拡大: お茶から水へ、第2の柱ブランドへ育成
- 新規顧客層の開拓: お茶が苦手な層や若年層(20~30代)へのアプローチ
- シーン拡大: より多くの場面での利用促進
- 高付加価値戦略: 価格競争が激しい水市場で差別化を実現
プロモーション戦略
発売記念キャンペーン:
- 10月21日: テレビCM放映開始
- 交通広告: 駅構内を中心とした大規模プロモーション展開
- 販売チャネル: 全国のコンビニエンスストア、スーパーマーケット、ドラッグストアで展開
特水を選ぶべき人は?
こんな方におすすめ
- BMI値が気になる方: 内臓脂肪を減らす機能を求める方
- 水派の健康志向層: お茶より水を好む方
- 日常的に健康管理したい方: 無理なく続けられる健康習慣を探している方
- カロリーゼロを重視する方: 水分補給で余計なカロリーを取りたくない方
従来のミネラルウォーターとの違い
| 項目 | 特水 | 一般的なミネラルウォーター |
|---|---|---|
| 分類 | 機能性表示食品(清涼飲料水) | ナチュラルミネラルウォーター等 |
| 機能性成分 | HMPA(発酵米ぬか由来)配合 | ミネラルのみ(天然) |
| 味わい | 無味・無臭・無色 | 採水地により異なる |
| 健康訴求 | 内臓脂肪を減らす機能 | ミネラル補給 |
| 価格 | 150円(税抜)/600ml | 50~200円/500ml |
| カフェイン | なし | なし |
| ターゲット | 20~30代の健康志向層 | 全年齢層 |
MIZUNOMOの視点:特水の評価
水市場における革新性
MIZUNOMOでは現在45種類以上のペットボトル水を分析していますが、特水のような機能性表示食品の水は初めてのカテゴリーです。
注目ポイント:
-
新しい水の選択肢: 味や硬度だけでなく「機能性」という新基準
- 従来の天然水: 採水地・硬度・ミネラルバランスで選ぶ
- 特水: 機能性表示食品(内臓脂肪を減らすのを助ける届出表示)で選ぶ
-
科学的アプローチ: エビデンスに基づく商品開発
- 丸善製薬の発酵技術によるHMPA開発
- 臨床試験データに基づく機能性表示
- 腸内代謝という新しい切り口
-
市場の多様化: 消費者の選択肢がさらに広がる
- 天然水・軟水・硬水といった従来の分類
- 機能性という新しい軸の追加
- 健康志向層への新たな提案
特水が開く可能性
機能性成分HMPAの拡張性:
- 丸善製薬はHMPAを第6の機能性食品素材として展開
- 水以外の商品への応用も期待される
- 今後、様々な食品カテゴリーでHMPA配合商品が登場する可能性
水市場への影響:
- 高付加価値水市場の創出
- 価格競争ではなく、価値競争へのシフト
- 健康志向の高まりに応える新しいソリューション
従来の天然水との共存
特水は、従来のミネラルウォーターを置き換えるものではなく、新しい選択肢として共存する商品と言えます。
使い分けの例:
- 健康管理重視の日: 特水を選ぶ
- 味わい・ミネラル重視の日: 天然水を選ぶ
- シーンに応じて: 目的に合わせた選択
よくある質問(FAQ)
※ 注意事項: 以下のFAQは、公開されているニュースリリースや報道情報をもとにMIZUNOMO編集部が作成したものです。商品に関する公式な回答や詳細情報については、必ずサントリー食品インターナショナル公式サイトをご確認ください。
Q1. 特水は天然水ですか?
A. 報道情報によれば、特水は機能性表示食品として設計された清涼飲料水であり、自然の採水地から採取する「ナチュラルミネラルウォーター」とは異なるカテゴリーの商品です。機能性成分HMPA(発酵米ぬか由来)を配合しています。
Q2. 毎日飲んでも大丈夫ですか?
A. 機能性表示食品として消費者庁に届出されている商品です。摂取方法や1日の目安量については、商品パッケージの表示を必ずご確認いただき、適切にご利用ください。健康状態に不安がある方は、医師や薬剤師にご相談することをおすすめします。
Q3. 味は本当に水と同じですか?
A. 報道発表によれば、サントリーが開発したHMPA配合技術により、「無味・無臭・無色」を実現しているとされています。実際の味わいについては、ぜひご自身でお試しください。
Q4. 特茶と特水、どちらを選ぶべき?
A. 両商品とも特茶ブランドの機能性表示食品ですが、異なるニーズに対応しています:
- お茶の風味を楽しみたい方: 特茶
- 水として飲みたい方: 特水
- カフェインを避けたい方: 特水(カフェインなし)
- 両方併用: シーンや気分に応じた使い分けも可能
ご自身のライフスタイルや好みに合わせてお選びください。
Q5. どこで購入できますか?
A. 2025年10月21日の発売日より、全国のコンビニエンスストア、スーパーマーケット、ドラッグストアなどで順次販売されています。取り扱い店舗や在庫状況の詳細は、サントリー公式サイトまたは各販売店にお問い合わせください。
まとめ:水市場の新時代
サントリー「特水」の発売は、日本のミネラルウォーター市場に「機能性」という新しい価値軸をもたらしました。
特水がもたらす変化:
- ✅ 水選びの新基準「機能性」の提示
- ✅ 健康志向層への新しい選択肢
- ✅ 水市場のさらなる多様化と成長
今後、MIZUNOMOでも特水を含む機能性飲料水の分析を進め、より詳細なレビューをお届けする予定です。
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参考文献・情報源
この記事は以下の公式発表および報道情報を参考に作成しました:
-
「特茶」ブランド初の水カテゴリー商品「特水(とくすい)」(機能性表示食品)新発売 - サントリー食品インターナショナル ニュースリリース
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「特茶の"水バージョン"が出た」無味・無臭・無色を実現、水の機能性表示食品として初 サントリー『特水』登場 - Yahoo!ニュース(オリコン)
注: この記事は2025年10月21日時点の情報に基づいています。商品の詳細や購入情報については、サントリー食品インターナショナル公式サイトをご確認ください。
監修・運営: 水野亮人(みずの りょうと)
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