本文へスキップ
水ニュースサントリーロコモアWATERロコモティブシンドローム機能性ウォーターアンセリンコンドロイチングルコサミン新商品

サントリー「ロコモアWATER」発売!4,700万人のロコモ予備軍を救う『飲むサプリ水』の科学

MIZUNOMO編集部公開 2026年4月29日更新 2026年7月22日読了時間 4

健康的な水分補給で運動器の健康をサポートするイメージ

「ロコモアWATER」——この名前を聞いたとき、あなたはどんな水をイメージするでしょうか。サントリービバレッジ&フードが2026年4月14日に発売したこの製品は、長年人気のひざ・筋肉サプリ「ロコモア」の4つの有効成分を500mlのペットボトル水に溶け込ませた、いわば"飲むサプリ水"です。

日本の推定4,700万人が「ロコモティブシンドローム(ロコモ)」の予備軍とされる中、毎日の水分補給がそのまま運動器の健康管理になるというコンセプトは、機能性ウォーター市場に新たな地平を切り拓こうとしています。その4成分の科学的背景を徹底解説します。

ロコモティブシンドロームとは——日本を覆う4,700万人の課題

ロコモティブシンドロームとは、骨・関節・筋肉・神経といった「運動器」の衰えにより、立つ・歩く・走るといった移動機能が低下した状態のことです。2007年に日本整形外科学会が提唱した概念で、進行すると日常生活の自立が困難になり、介護が必要な状態に至るリスクがあります。

その規模は想像以上です。日本生活習慣病予防協会のデータによると、ロコモ予備軍は推定4,700万人(男性2,100万人・女性2,600万人)。関連する代表疾患の患者数は以下の通りです。

疾患名推計患者数(40歳以上)
変形性膝関節症2,530万人
変形性腰椎症2,790万人
骨粗鬆症1,300万人

「40代から始まる筋力低下は年に約1%」と言われており、高齢化が加速する日本では「ロコモ対策」はもはや中高年の共通課題となっています。

「ロコモアWATER」4成分の科学的背景

ロコモアWATERは、サントリーウエルネスが長年研究してきたサプリ「ロコモア」の核心成分をそのまま水に配合した製品です。すっきりとしたレモン風味で、500mlペットボトル、税別170円。40代以上の健康意識の高い人に向けた"日常使い"を想定しています。

機能性ウォーターを日常生活に取り入れる暮らしのシーン

① グルコサミン塩酸塩——軟骨を支えるアミノ糖

グルコサミンは、軟骨の主要成分であるグリコサミノグリカン(GAG)を構成するアミノ糖です。軟骨細胞がコラーゲンや軟骨基質を合成する際の基礎材料として機能し、年齢とともに体内での産生量は低下していきます。関節の弾力性やクッション機能を内側から支える成分として、世界中で研究が進んでいます。

② コンドロイチン硫酸——関節のクッション材

コンドロイチン硫酸は、軟骨組織に豊富に含まれるムコ多糖類(硫酸化グリコサミノグリカン)の一種。関節軟骨の弾力性を維持し、歩行時の衝撃を吸収するクッション機能を担います。また、高い保水性を持ち、関節液の粘性を保つことで摩擦を軽減する役割も担っています。グルコサミンと組み合わせることで相乗効果が期待される成分です。

③ アンセリン——マグロが教えてくれた抗疲労ジペプチド

アンセリンは、β-アラニンとメチルヒスチジンが結合したジペプチドで、マグロやカツオなどの回遊魚の筋肉や、鶏むね肉に豊富に含まれる成分です。

なぜ回遊魚の筋肉にこれほど多く含まれるのか——答えは「長距離泳ぎ続けるための生理的戦略」にあります。激しい運動によって筋肉内にはH⁺(水素イオン)が蓄積し、筋肉が酸性に傾くことで疲労感・収縮力の低下が生じます。アンセリンはこのH⁺を吸収する「筋肉内pHの緩衝作用(バッファリング)」を持ち、筋肉内の酸性化を防ぎます。マグロが何千キロもの海を泳ぎ続けられる秘密の一端がここにあります。

さらに近年の研究では、アンセリンが活性酸素(ROS)のスカベンジャー(除去剤)としても機能することが示されており、筋肉の酸化ストレス軽減効果も期待されています。

④ ケルセチン配糖体——タマネギ由来のポリフェノール

ケルセチンは、タマネギや野菜に広く含まれるフラボノイド系ポリフェノール。通常のケルセチンは腸での吸収率が低いため、ロコモアWATERでは「ケルセチン配糖体」を採用。腸内細菌がブドウ糖を切り離すことで速やかに吸収されます。

ケルセチンは筋肉の構成タンパク質の分解を抑制し、脚の筋力低下を防ぐ働きが期待されています。サントリーが実施した試験では、これら4成分の組み合わせを16週間摂取したグループで、プラセボ群と比較して歩行速度の有意な向上が確認されたとのことです(社内試験)。

機能性ウォーター市場の進化——水は「飲む健康投資」へ

ロコモアWATERの登場は、ペットボトル水の進化の文脈でとらえると一層興味深くなります。

機能性ウォーター 選び方 ペットボトル比較イメージ

近年、天然水に健康機能を加えた製品が相次いで登場しています。2025年10月にはサントリーが内臓脂肪低減機能を訴求した機能性表示食品「特水」(HMPA配合)を発売。2026年4月にはアサヒ飲料が植物由来アミノ酸シトルリン71mgを配合した「からだ澄む水」を発売しました。そしてこのロコモアWATERも「飲むサプリ水」として市場に加わりました。

これらの製品に共通するコンセプトは、「日常の水分補給に健康機能を重ねる」という発想です。サプリを別途飲む手間なく、のどの渇きを癒しながら必要な成分を摂れる——この利便性は、健康意識が高いながらも「続けるのが難しい」という悩みへのひとつの回答でもあります。

MIZUNOMOの視点——成分で選ぶ水の時代へ

MIZUNOMOが扱う天然水は、硬度・pH・カルシウム・マグネシウム・シリカ・バナジウムなどのデータで、一本一本の個性が見えます。ロコモアWATERは天然水にサプリ成分を加えた別カテゴリーの製品ですが、「何が溶け込んでいるかで、飲む意味が変わる」という哲学は同じです。

筋肉・関節が気になるなら、コンドロイチン・グルコサミン入りの機能性ウォーターを選ぶのも一つの選択。また、カルシウム・マグネシウムが豊富な硬水(エビアン約291mg/L、コントレックス約1,468mg/L)を骨の健康意識とともに飲むのも科学的な選択です。

MIZUNOMOのデータベースで天然水の成分を見比べながら、自分の体のゴールに合った水を選ぶ——それが、これからの「科学的な水選び」の第一歩です。

まとめ

成分主な食材由来期待される働き
グルコサミン塩酸塩甲殻類殻・植物軟骨の構成材料(GAG合成)
コンドロイチン硫酸サメ軟骨・豚軟骨関節軟骨の弾力・クッション維持
アンセリン回遊魚・鶏むね肉筋肉内pHの緩衝作用に関わるとされる
ケルセチン配糖体タマネギ・そば筋タンパク分解抑制・筋力低下防止

「ロコモアWATER」は、日本の超高齢社会という社会課題に正面から向き合った製品です。4,700万人のロコモ予備軍が存在する中、毎日の水分補給を健康投資に変える「飲むサプリ水」という発想は、今後の機能性ウォーター市場をさらに動かしていきそうです。ぜひMIZUNOMOで他の機能性天然水と比較しながら、あなたに合った一本を探してみてください。


参考リンク

監修・運営: 水野亮人(みずの りょうと)

プロフィール: iihito.jp ↗

📤この記事をシェア