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アサヒ「からだ澄む水」4月発売!きゅうり5本分シトルリン71mgが示す機能性天然水の新時代

MIZUNOMO編集部公開 2026年4月26日更新 2026年7月22日読了時間 4

アサヒおいしい水 天然水 からだ澄む水 ペットボトル新商品

※ 「からだ澄む水」はレモンエキス配合のフレーバーウォーターのため、MIZUNOMO(無味のペットボトル水比較)のデータベース対象外です。本記事は機能性ウォーター市場のニュースとして紹介しています。

2026年4月15日、アサヒ飲料が天然水市場に新たな一石を投じました。「アサヒ おいしい水 天然水 からだ澄む水」——植物由来アミノ酸「シトルリン」71mgと手摘みレモンエキスを天然水に溶かし込んだ、無糖・カロリーゼロの機能性天然水です。「水に成分を加える」という従来の常識を覆す挑戦は、5,000億円超に成長したミネラルウォーター市場を、全く新しい次元へと押し広げるかもしれません。

「何も加えない」がウリだった天然水に、なぜ成分を混ぜるのか

長年、天然水ブランドの価値は「採水地の恵みをそのままに」という純粋さにありました。南アルプスの雪解け水、阿蘇の地下水層——地質由来のミネラルのみを保ち、余計な添加物は一切なし。これが高付加価値天然水の絶対的ルールでした。

ところが2025年10月、サントリーが機能性表示食品の水「特水」を発売し、"機能性ウォーター"という新ジャンルを切り拓きます。そして今回のアサヒ「からだ澄む水」は、その流れをさらに加速させる一手です。

特水

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特水

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「水分補給×からだにうれしい成分」という新コンセプトが示すのは、消費者ニーズの変化です。サプリのように飲む手間をかけるのではなく、毎日飲む水を"能動的な習慣"に変えたいという生活者の声が、市場を動かしています。

シトルリンとは何か──「スーパーアミノ酸」の科学

シトルリンの科学と血流のサポートメカニズム

シトルリンは1930年、スイカの果汁から発見されたアミノ酸です。学名 Citrullus lanatus(スイカ)を語源に持ち、ウリ科植物——スイカ、きゅうり、メロン、ゴーヤ、冬瓜——に特に豊富に含まれます。

血管を広げる仕組み:NO産生カスケード

シトルリンの機能性の中心にあるのは、一酸化窒素(NO)を介した血管拡張メカニズムです。

  1. 摂取したシトルリンが腎臓などでアルギニンに変換される
  2. アルギニンが一酸化窒素合成酵素(NOS)の働きでNOを産生する
  3. NOが血管平滑筋を弛緩させ、血管が広がる
  4. 血流が促進され、末梢の血行が改善する

このカスケードは、スポーツ科学の領域でも注目されており、運動誘発性のアンモニア上昇や血中乳酸の変化との関連が複数の研究で報告されています。ただし、これらは主に運動生理の文脈での報告であり、飲用によって特定の疾病を抑えるといった効果が確立しているわけではありません。

きゅうり5本分という数字の意味

「からだ澄む水」1本(600ml)に含まれるシトルリンは71mg。きゅうり1本あたりのシトルリン含有量は約15mg程度とされており、製品のうたい文句「きゅうり5本分」と概ね一致します。

きゅうりを5本まるごと食べるのはなかなか現実的ではありませんが、水として飲むことで気軽にシトルリンを摂れるのが、この商品の本質的な便利さです。なお、シトルリンは体内で産生もされますが、加齢や生活習慣によって産生量は減少すると言われており、食事から補う意義は十分にあります。

手摘みレモンエキスの役割──無糖で"飲みやすさ"を実現

無糖・カロリーゼロでありながら、風味を損なわないために採用されたのが手摘みレモンエキスです。砂糖や甘味料を使わずに爽やかさを引き出す工夫で、口当たりは「まるで天然水にレモンを浸したような、爽やかで心地よい飲みやすさ」と評されています。

また、栄養成分表示ではカリウム(35mg/100ml)も含まれており、夏場の発汗で失われる電解質補給の一助となる可能性もあります。

機能性天然水の潮流と市場への影響

機能性ウォーターと健康ブーム

日本のミネラルウォーター市場は2025年に年間販売金額5,057億円と史上初の5,000億円突破を達成しました。市場全体が成熟する一方で、「単なる水分補給」以上の価値を求める声は年々高まっています。

「からだ澄む水」は、そうした消費者心理をうまくすくい上げた商品です。

商品区分従来の天然水機能性ウォーター
付加価値の源泉採水地・純粋さ配合成分・機能性
ターゲット幅広い年代健康・美容意識高め
価格帯低〜中価格中〜高価格
規制食品表示法機能性表示食品or一般食品

ひとつ注意したいのは、「からだ澄む水」は現時点では機能性表示食品として届出されていないことです(一般食品として販売)。シトルリンの血流のサポート効果は研究論文で報告されてはいるものの、消費者庁への届出・受理が必要な機能性表示とは異なります。飲料水としての魅力と、科学的根拠の"深さ"は別途評価することが大切です。

MIZUNOMOで天然水の多様性を比較する

MIZUNOMOのデータベースでは、アサヒ おいしい水シリーズを含む40種類以上のミネラルウォーターを、硬度・pH・ミネラル成分・ユーザーレビューで比較できます。「からだ澄む水」のような機能性ウォーターが登場するほど、"何を飲むか"の選択肢と判断軸が増えていきます

採水地のミネラルだけでなく、配合成分・健康目的・飲み心地——多軸で水を選ぶ時代に、MIZUNOMOはその羅針盤であり続けます。


参考リンク

監修・運営: 水野亮人(みずの りょうと)

プロフィール: iihito.jp ↗

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