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水ニュースサントリー天然水冷凍PET猛暑対策新商品天然水熱中症

「凍らせてOK」の天然水が登場——サントリーが1年かけて開発した冷凍専用PETの科学と2026年酷暑での活用法

MIZUNOMO編集部公開 2026年7月15日読了時間 4

2026年夏の猛暑と屋外での水分補給イメージ

ペットボトルの飲料を冷凍庫に入れてはいけない——誰もがそう聞いたことがあるはずです。では、なぜいけないのでしょうか。そしてサントリー食品インターナショナルが2026年4月1日に発売した「サントリー天然水 冷凍PET」は、どのようにしてその常識を塗り替えたのでしょうか。ウェザーニューズがダブル高気圧による40℃超の酷暑を予測する2026年夏、この新技術の科学的背景と実用的な活用術を解説します。

なぜ普通のペットボトルを冷凍してはいけないのか

水は固体(氷)になるとき、液体のときより約9〜10%体積が膨張します。これは水の分子構造に起因する物理現象です。他の多くの液体とは異なり、水は凍るときに水分子が「六角形の結晶格子」を形成し、液体の状態より分子間の間隔が広がるためです。

この結果、500mlのペットボトルに満たされた水が完全に凍ると、約50mlの膨張分が生じます。環境配慮のために近年急速に軽量化が進んだ通常のPETボトルは、こうした内部圧力の増大に対応できる設計ではなく、以下のリスクが生じます。

リスク内容
容器の変形・破損底面や側面が押し出されて形状が変わる
密封不全キャップの緩みにより再封後の衛生性が損なわれる
破裂の危険容器が脆化した場合や急激な温度変化時に生じるおそれがある

サントリーのお客様センターには「天然水を冷凍できますか?」という問い合わせが年々増加し、2019年比で約2倍にのぼっていたといいます。消費者のニーズに対して、既存製品は「冷凍NG」という答えしか返せずにいました。

「サントリー天然水 冷凍PET」が実現した技術

サントリー天然水 冷凍PET——冷凍専用設計のペットボトル天然水

サントリーはこの課題に向き合うため、約1年の開発期間をかけて「冷凍専用PETボトル」を設計しました。2026年4月1日発売、容量500ml・希望小売価格180円(税別)です。

膨張吸収設計

新容器は、凍ったときの体積増加を吸収できる特殊形状を採用しています。ボトルの底部や側面の構造を工夫し、内部圧力が高まったときに適切に変形できる設計としながらも、解凍後に元のシルエットに戻ることを意図して作られています。

「濃紺のキャップ」で一目で識別

通常の「サントリー天然水」(白・赤系キャップ)と区別するため、冷凍PETは濃紺のキャップを採用しています。一般品を誤って冷凍するトラブルを防ぎながら、雪解け水を思わせる冷涼なブランドイメージをキャップとラベルで表現しています。

サントリー天然水(南アルプス)

✨ この記事で紹介

サントリー天然水(南アルプス)

サントリー

超軟水硬度 30mg/LpH 7.1

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2026年夏の酷暑で活躍する3つのシーン

夏の屋外活動と熱中症対策での水分補給イメージ

ウェザーニューズの「猛暑見解2026」によれば、今夏はダブル高気圧(太平洋高気圧とチベット高気圧の重なり)が発生し、7月下旬〜8月上旬には内陸部で40℃を超える酷暑日が予測されています。こうした環境下で冷凍PETが力を発揮する場面は大きく3つです。

1. 長時間冷たく飲み続ける飲料として

凍らせた冷凍PETは、半解凍の状態で持ち歩くと冷え冷えの水が長続きします。炎天下の通勤・通学や屋外スポーツなど、時間をかけて水分補給するシーンで効果的です。通常のボトルに常温水を入れて持ち歩く場合と比べ、冷却維持時間が大きく延びます。

2. タオルに包んで体外から冷やす

タオルや布に包んで首すじ・脇の下・鼠径部(太ももの付け根)に当てることで、太い血管が通る部位を冷やす体外冷却ができます。従来は保冷剤や氷のうを別途用意する必要がありましたが、凍らせた天然水なら解けた後そのまま飲料として使えます。重くなりすぎない500mlサイズも持ち運びに適しています。

3. 防災備蓄の保冷剤として活用する

凍らせたペットボトルは冷蔵庫の保冷剤代わりにもなります。停電時に庫内に入れておくと温度低下を遅らせる効果があり、解凍後はそのまま飲料水として使えます。「水の備蓄」と「冷却機能」を1本で兼ねられる点が、防災用品としても注目されています。

冷凍PETで使われる天然水の素性

「サントリー天然水 冷凍PET」に使われる水は、通常の「サントリー天然水」と同じ水源から採水されています。サントリーは南アルプス(白州)、北アルプス、奥大山、阿蘇の4拠点から採水しており、いずれも地層を通じて自然にろ過されたナチュラルミネラルウォーターです。

代表的な南アルプス採水の「サントリー天然水(南アルプス)」は硬度約30mg/L・pH7.1の軟水で、まろやかな口当たりが特長。「飲みやすい軟水の天然水」を凍らせてそのまま使えるようになったことが、今回の製品の本質的な価値と言えます。

MIZUNOMOには各採水地の成分データ(pH・硬度・カルシウム・マグネシウム・シリカ等)が掲載されており、採水地ごとの味の違いを数値で比較することができます。


参考情報

監修・運営: 水野亮人(みずの りょうと)

プロフィール: iihito.jp ↗

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